チックタックは技というより動作と言いましょうか。 テールを踏んでノーズを上げ、上げたノーズを左右に交互に振る動作です。 左右にノーズを降ってウィールが着地する音が「カチャ、カチャ....」と時を刻む時計の音に似ていることから、「チックタック」という名称の由来になっています。 時計のようにテンポ良くリズムを刻みましょう!
どんな動作かわかったら早速やってみましょう! 自分のお腹側に振り始める人が多いと思いますが、特に決まりがある訳ではないので 振り始める順番はお腹側でも背中側でもオッケーです! やりやすい方から始めましょう! チックタックの動作の順序は次の通りです。
1. テールを踏みノーズを上げる。 2. ノーズを上げた状態をキープしながらお腹側もしくは背中側にノーズを振る。 3. 進行方向に対して45度くらいノーズを振ったらノーズを下ろしウィールを着地させる。 4.「1」に戻り逆方向に振る。 5. 1 ~ 4を繰り返す。
チックタックが正しくできていると、 ノーズを振る時に後ろのウィールが加速してだんだんとスピードがついてきます。 前に全然進まなかったり、逆に後ろに進んでしまうのは動作が上手くできていない証拠です。 次の章の「コツ」を参考に練習をしてみてください。
・腕はノーズを振る方向と逆に振る。 ・お腹側にノーズを振る時はつま先側ウィールに、背中側にノーズを振る時は踵側ウィールに体重を乗せてノーズを動かす。 腕はノーズを振る方向と逆に振る。 ノーズを振る時に腕がノーズと同じ方向に動いてしまうと、ノーズを振る力が弱まってしまいます。 また、腕を含めた上半身につられて余計にノーズを振りすぎてしまったりする原因になります。 上半身と下半身を捻るようにすると、捻りで生まれた回転の力がスケートボードにしっかり伝わり力強く前進する力に換わります。 お腹側にノーズを振る時はつま先側ウィールに、背中側にノーズを振る時は踵側ウィールに体重を乗せてノーズを動かす。 チックタックは前に進むはずなのに、全然進まない。それどころか何故か逆走してしまう。 という方は、ウィールへの体重の乗せ方が足りなかったり、体重の乗せ方が正しくない可能性があります。 ・お腹側にノーズを振る時は爪先側のウィール。 ・背中側にノーズを振る時は踵側のウィール。 これらを意識して体重を乗せノーズを動かしましょう。 ウィールが曲線的に動くことで遠心力が働きスケートボードが前進します。 ノーズを振る方向と体重を乗せているポイントが一致していないと、スケートボードを曲線的に動かすことができず推進力を生み出せません。
チックタックはビギナースケーターがまずスケートボードに慣れるための大事なステップです! 緩いスロープなどを下ったり登ったりしながら練習すると、チックタックで進む感覚や、坂道に負けずに進んでいくトレーニングにもなるのでオススメです! 基礎・基本をちゃんと押さえておくことで後々に役立ってきますので飛ばさずに習得しましょう!